業務用脱毛機は見た目や価格だけでは性能の差が分かりにくく、選び方に迷う方も少なくありません。実は、安定した効果を出せるかどうかは電気の使い方に大きく左右されます。本記事では、電圧と消費電力という基本的なポイントに注目し、電気の使い方の違いがどのように影響するのかをわかりやすく解説していきます。
業務用脱毛機の電圧と消費電力とは?
業務用脱毛機を選ぶとき、どの機種が効果が高いのかわからず悩む方は多いと思います。多くの人は照射方式や価格に目を向けがちですが、実は見落としてはいけない大切なポイントがあります。もっとも重視すべきは電圧と消費電力です。専門的で難しい言葉に感じますが、脱毛機の安定性やパワーに大きく関わる要素です。ではまず、電圧と消費電力の基本的な意味について、できるだけわかりやすく解説していきます。
電圧とは何か
電圧とは、電気を押し出す力のことです。水にたとえると、水道の水圧のようなものです。水圧が高ければ勢いよく水が出るのと同じで、電圧が高いほど強く電気を流せます。日本では一般的なコンセントは100Vですが、業務用の機械では200Vが使われる場合もあります。電圧が高いほど、安定して電気を送りやすいのです。
消費電力とは何か
消費電力とは、機械がどれだけの電気を使うかを表す数字です。単位はワットで表されます。消費電力が大きいほど、機械が使うエネルギーも大きくなります。電圧と消費電力は基本的に比例する関係にあり、電圧に電流という電気の量をかけて算出します。つまり、強い電気をたくさん流すほど、消費電力も大きくなるのです。電圧と消費電力はセットで考える必要があり、どちらか一方だけでは機械の性能は判断できません。
SHR方式に最適な200V・3000Wが推奨される理由
電圧と消費電力の基本がわかったら、次に気になるのがなぜ200V・3000Wがよいとされているのかという点です。とくにSHR方式の脱毛機では、200V・3000Wが最適だといわれています。では、200V・3000Wが推奨される理由を順番に見ていきましょう。SHR方式は連続して光を当てる
SHR方式は、低いパワーの光を何度も当てて、毛を少しずつ弱らせていく方法です。一度に強い光を当てるのではなく、同じ場所に何回も照射するのが特徴です。機械が長い時間動き続ける必要があるため、負担がかかりやすくなります。短時間だけ使う機械とは違い、SHR方式の脱毛機には安定して動き続ける力が求められます。
高い電圧は安定した出力につながる
SHR方式の脱毛機にとって、大切になるのが電圧です。200Vのように高い電圧を使えば、電気を余裕をもって供給できます。余裕があるため、長時間使っても出力が落ちにくいです。もし電圧が低いままだと、使い続けるうちに電気の力が弱まり、照射の強さが安定しなくなる可能性があります。安定した出力は脱毛の効果にも影響します。
消費電力が大きいとパワーを維持しやすい
消費電力が大きい機械は、それだけ多くのエネルギーを使えるため、照射のパワーを保ちやすいです。SHR方式のように何度も照射する場合、1回ごとのエネルギーが弱くなると、全体の効果も下がってしまいます。消費電力に余裕があれば、最後まで同じようなパワーで施術できます。安定した出力によるパワーの強さから、SHR方式では200V・3000Wのような仕様が適していると考えられているのです。
100V・1500Wでは効果が不安定?電圧とワット数の関係
ここまでで200V・3000Wのメリットが見えてきましたが、100V・1500Wの機械はどうなのでしょうか。決して使えないわけではありませんが、注意しておきたいポイントがあります。100Vには上限がある
日本の一般的なコンセントでは、流せる電気の量に上限があるため、100Vでは消費電力も1500W前後におさまるのが一般的です。1500W前後で使う分には問題ありませんが、それ以上のパワーを出そうとすると無理が出てきます。長時間の使用でパワーが落ちやすい
100V・1500Wの機械は、短時間の使用であれば安定して動きます。しかし、SHR方式のように長く使い続けると、少しずつ出力が下がってしまう可能性があるのです。出力が落ちると、同じように照射しているつもりでも、実際には効果に差が出てしまいます。パワーの落ちやすさが、効果が安定しないといわれる理由です。